2011年5月23日月曜日

CUFFS『CAFE SOURIRE』体験版

Cafe Sourire
 薄々感じ取ってはいたけどCUFFSは系列のSphereとCUBEも含めてもうダメだ。容赦なく購入候補から落とした。トノ☆コンビを擁す以上、その系列ブランドから出される作品に求められるものはそのコンビの作品か、コンビのものでなくても同程度の水準を持った作品か、或いはコンビが作るものとは全く別の性質の作品となる。だけど今のところここが作り出しているものは単純な劣化版トノ☆ゲーでしかないように感じた。今回もそう。☆が一部だけ原画を担当しているけれど、『Canvas』、『水月』、『さくらむすび』であったような圧倒的なグラフィックの向上もなく、テキストは絶妙なバランスで不快へ転げ落ちるのを器用に避けるトノとは違ってgdgdでテンポが悪い。一番気になったのが実際的な監督という存在が制作チームに欠けているのではないかということだ。ぼくは一人称を「無理に」統一することに拘りはなくて、状況によって使い分ければいいと思っているのだが、この体験版では明らかに異様な不一致が見られた。選択肢後のテクストだったので恐らく担当ライターがその時点で変わっていたのだろうけれど、一人称が、それどころか主人公の性格すらもガラリと変化していたのだ。具体的に言うと海水浴の際の選択肢で香澄さんを選んだ場合だったんだけど、これにはライター個人の持つ技術力や感性などの特性によるもの以前に、現場でマトモにチェック出来る体制が作られていないのではないかと感じさせられた。『Garden』を未完成状態でリリースした前科があって、そして今回でこんな再犯の気配を見せられてしまえば、僅かに残っていた期待は霧散するしかないではないか。

0 コメント:

コメントを投稿