
この作品は発表された頃からチェックしていたので、今更体験版ごときでおっぱい的脅威を忽然と感じられるものではない。また、前作から正常進化を果たしているだろうコトは事前に予想がついていた。AXLと同じく安心のクオリティで我々を楽しませてくれるクロシェット。
事前に作品をチェックしていたと言っても、ぼくは体験版以外のところでキャラクターの紹介を見たりしても実際には全然違ったという経験が多いことから、ウェブサイトのキャラクター紹介などは瞥見するに限っている。だからゲームやキャラクターのイメージを間違って捉えることがある。本作では、美汐がなんとなくタマ姉っぽくて好きになれそうにない(タマ姉あんま好きじゃないんだよ)だとか、沙織は大人しい系の後輩なんだろうとか、人気投票に於いてまなみがメインヒロイン中最下位なのに納得できなかったりだとか、前作『あまみそ』に比べて不安と疑問に思うところが多々あった。しかしそんな疑問と間違いは体験版をやって解消された。美汐は本当はすごく弱々しい子だったし、沙織はそもそも先輩で大人しいどころかややウザキャラ枠に入りそうなツン系だし、妹は『あまみそ』の美唯と比してかなり好戦的。実際に触れるのとそうでないのとではまったく印象が違う。
最も見るべきものとして挙げられるのはやはりおっぱいなのだろうけれど、前述したように、いつも通り感があって今更おっぱいスゲェ!とかならない。制服もいつも通り良いデザインで感心はするけど驚きはない。この二点は他の人も同じ様な感想だと思う。あといつも通りだって思うんだけどあんまり聞かない話は、おっぱいの大きさに反してそんなにエロく感じないということ。純然たるおっぱいに対する憧れは満たしてくれるんだけど、それが性的なものと結びつかないのがぼくにとってのクロシェット作品だったりする。普段から服の上から強調されるおっぱいが素敵すぎて、脱いだ時よりも制服姿の方が綺麗というのがあるんだろう。エロシーンについては大人しめの文章で、実用性がないわけではないんだけれど、意外とエロくない(クロシェットのゲームをはじめてプレイする人はびっくりすると思う)。セクロスにつきものの「パンパン」とか「ぐちゅぐちゅ」って音についてあんまり触れないからエロく感じないのかな。画的な問題としては普段から頬に赤みが表現されているのでエッチなコトするから恥ずかしい状態の顔が平時とそう変わらない気がする。汗とかの体液が描かれていないというところも妙に落ち着いた常態に見える。そしておっぱいが大きいんだけど、画が球形を維持することに気を使ってるのかあんまり柔らかく崩れない。エッチの時はもっとおっぱいの柔らかさを睦茸先生的に表現した方がエロいと思った。睦茸スレ的には「溶かした」ように描くってコトかな。尤もこの画的なものについては、肌の明るさが際立っていて、エッチシーンですら綺麗に見える塗り方が最近の画が綺麗と評されるエロゲブランドではごく一般的なやり方になっているから、それをわざと崩すのはちょっと怖いと思う気持ちもわかる。このへんは自分でも要研究か。頬の赤みについてはJellyfishの『SISTERS』の使い方が好き。
物語やキャラクターに大きく感情移入できなくてもそれなりに楽しませてくれて、自分なりの購入ラインの各ポイントを全面的に上回る。しつこいケド、これもクロシェットクオリティと言ってしまえばそれまで。買って損はなさそう。残る問題はどこの予約特典を選ぶかくらい。キャラ的には琴羽と美汐が良くて、妥協できて風花ってところ。となると祖父かメディオになるのだが、決定打に欠ける。てか何度も言ってるけど寝具とかいらねぇわけでして……
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