
原宿のH&Mで今日から開催されていたTokyo Figure Showを見てきたけど、あんまり楽しめなかった。そもそも今のところグッスマフィギュアで見たいものというのが存在しないという要因もあるんだけれど、それ以上にあの空間が楽しさを演出できるようなところではないように感じた。本来はフィギュアに出会うことのない客層を狙ったイベントであり、アクセスの容易な場所での開催や、入場無料という入りやすさは良かったけれど、ちょっと期待外れというか想像していたのと少し違った。正直このイベントを褒賞してるのは主催のダニー・チューからオープニング(一般公開前日の夜?)に招待された人だけっぽいイメージが。
まず入り口で少し戸惑う。ぼくは「服を買いに行く服がない」というほどの人間でもないし、原宿はそれなりに行きなれていることもあってあの街に劣等感を抱いてはいない(ただ良い街だとは思っていない。新宿と違って中身のない街だ。青山や渋谷の方がよっぽどいい)が、入り口にはカップルか女性二人組くらいしかいないのだ。クロスバイクで一人でここまで来たぼくは修行僧の心でエレベーターの列に並ぶ。
エレベーターで九階まで上ると展示ブースとなんとか呼べるくらいのやや窮屈な空間にフィギュアが飾ってある。先にエレベーターを降りた人たちはその展示ブースを通り過ぎて、グラソービタミンウォーターを無料配布し、休憩所にもなっているひとつ下の階へ一直線。ええ、ちょっと待って、待ってよ……フィギュア見ないの……
おかげで一人で発売前のフィギュアを観賞できたのではあるが、なんとなくスタッフのお姉さんとお兄さんの視線が痛い気がした。どうしてこんな想いをしてフィギュアを観なくてはならないのか。再び修行僧の心で買う予定のないフィギュアを観る。figumaシリーズは可動する代償としてどうしても見た目が不自然になっているから興味がなかったけど、印象より小さい。紅月一のレウコテアもそうであったけれど小さいフィギュアは繊細さが際だって普通の二〇センチ超のものたちとはまた別の良さがある。やっぱり写真と実物を見るのは違う。もちろん関節は人体を人体たらしめる非常に重要な部位なので、未だにfigumaに対する評価を覆すことはできないな、とか思っていた……が、そんな余裕も長くは続かず、ぼくも早々に下の階に逃げ出してしまった。グラソービタミンウォーターは美味しくなかった。
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