
エロゲ初心者に薦められると言う人が多い作品だが、そうは思えない。一言で言うとインパクト不足。
個別シナリオは半端に手を付けてしまったような点が目立つ。Trueを基盤として成り立つ分岐なのだから仕方がない、と言われればそうなのだが切り捨て感は拭い去れない。それらが存在する意味が、あまり見出せない程に個別シナリオは退屈だ。
その中でも最も退屈且つ無意味なのは悠木姉妹の姉のかなでで逆に最も掘り下げるべきは妹の陽菜。陽菜は主人公・孝平の人格形成に大きな影響を与え、同時に孝平も陽菜の大切なものを持つ存在として、主役の瑛里華以上に主役に相応しいのではないだろうか。それなのに個別シナリオ上ではプロットの辻褄に欠陥まである不遇っぷり。挙句に陽菜の読みは「ハルナ」なのに姉に「ヒナちゃん」と名前を間違えて呼ばれている。誰か突っ込んであげて!
それ以外の瑛里華と白と桐葉の三人は、これまた退屈なのだけれど必要とも不要とも思えない程度か。とにかく情報を掴ませるだけだとしたらダラダラしすぎだったし、キャラクターを魅力的に書きたいのならばパワー不足だ。
で、Trueはどうよと聞かれてもなんともフツーなんだな。
何故か危機的状況なのに学校の事務に没頭する面々。そしてとあるキッカケによって事件はハイスピード解決となる。そこに感動を見出せるか、キャラ萌えを見出せるかで評価が分かれるのだろうけれど、個人的にはなんだそりゃってカンジかなあ。
リトバスの危機感などは上手く表現できていたと思うのだけれど、本作はプレイヤーが不可解に感じてしまう。
登場人物の生き方がどこか刹那的すぎるように思えた。境遇に、過去に、捕らわれているのに上辺は普通の学生を気取っている。
その中では瑛里華の母である伽耶が最も、「らしい」キャラクターだったように感じた。キャラクター自体は完全にファンタジーだが、自然体でいるのでリアリティを持っている。
この作品の最も気に入ったポイントは瑛里華NormalEndのED曲『赤い約束』と制服のやりすぎな程のカッチリっぷり。
『赤い約束』素敵な曲に仕上がっている。しかしググった際の一番目がニコ動なのはいいのだろうか…。販促?

Draw@Ken
Pixiv
Mixi

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